正中線について
2021-07-30
達人の動きで、良く言われるのが「背骨から動く」という動き。
逆を言えば指先からの動きも背骨まで連動しているのだと思います。
何故そんな事が分かるのか(?)と言いますと…
「背骨から動かす体操」と「背骨までは動かさない体操」とでは、その後の体力や感覚、疲労度まで全然違うからです。
顔形の美しさとか、動きの美しさとか…人間が本能的に感じる「美」という物も、正中線に近ければ備わって来ます。
ただ正中線にも硬さや柔軟性、前後のどの位置にあるか(?)によっても変わりますが…
あまり前方には正中線を作らない方が良い。
人の意識は余り後ろにはなく、前ばかりですから、バランスが悪くなるのかもしれません。
なんで昔から正中線があったほうが良いと言われるのか(?)と言いますと…
人体の左右で大きく機能や性質が違うからです。
右利きだからとか、左利きだからとかではなく、初めから違うのです。
その違う左右差を上手にバランス良く1つの体の中に納めている訳ですから、
正中線が無いと困るのです。