天国へ
2019-05-15
我が家の御嬢様「モモ」ちゃんが旅立った。
散歩中にバタッと倒れたそうである。
「心臓が動いてない❗️診に来て❗️」
という悲痛な声で呼ばれた。
何もかも放っぽり出して駆け付けるも…意識が無い。
今思えば、その時はもう…魂は其処には無かったと思う。
愉氣を試みると、表情が穏やかになる。
しかし眼に魂を感じなかった。
8:30から開く病院に駆けつけた時には、死後硬直が始まっていたらしい。
モモちゃんが亡くなる数日前、元気が無くなって歩けなくなってきていた。
それでも私が見ていると、苦しんだり足掻いたりすることもなく…淡々と過ごしていた。
庭先で遅くまで横になって寝ていた。
いつもは頭を撫でると首をもたげてくる。
しかしその日は、頭を上げられなかった。
「元気ないな…チョット危ないな…年老いたしな…」
とは思いつつも、まさか亡くなるとまでは思わなかった。
朝の散歩相手の父を待ち、公園まで散歩したところで亡くなったと聞いた。
尊敬すべき見事な最期である。
生きとし生けるもの、皆んな死ぬ。
その最期を迎えるにあたって、何処までも淡々と生きる事に向かい合った。
見事な最期である。
今思えばだが…犬ながらに自分の最期を感じ取っていたのではないだろうか…と思える。
とても悲しい…とても切ない…喪失感に打ちのめされそうである。
我が家の御嬢様は、天国で安らかに眠っているだろうか?
両親に愛されて、過保護に育った娘。
「御嬢様」と呼ばれ、可愛がられていた俺の妹。
天国で私達家族を見守っていて欲しい。
今まで、本当にありがとう。