開脚の難しさ
2021-05-09
開脚と言えば、相撲で言うところの「股割り」であります。
簡単なようで、非常に難しい。
但しポーズを作るのは、非常に簡単なのです。
もちろん整体師なので、そんな事は言いません。
開脚でストレッチされる内転筋などは固まり易く、自律神経や体型の調整には欠かせない重要なポイントです。
しかし大問題はコレを開脚で調整する事にあります。
人には元来、左右差があり、コレは生まれ持った物なのです。
左右差を持ったまま、左右同時運動をしたとしても、左右差は解消されない事が分かっています。
それどころか酷い場合は、左右差が助長される。
更に股関節と言うのは球関節と言いまして、クルクルと円運動を描ける関節であります。
可動範囲は非常に広い。
其れなのに開脚で伸ばす角度は1方向のみ。
コレで問題が起こらない方が、おかしいのであります。
実際、ヨガの先生方は様々な角度で、丁寧にストレッチされている。
しかし一般には、開脚のみが股関節ストレッチの代表の様になってしまっている。
私の経験でも、股関節の前後左右よりも斜め方向などの硬直による異常で、来られる患者様はとても多いのです。
やるなら確かな指導者の元で、安全にストレッチをされる方が良いと思うのであります。
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