歩き方
2025-04-28
昔の日本人は“なんば”という歩き方をしていた…という話がある。
これが本当かどうかは分かりません。
しかし昔の人によって書かれた日本画などでは、
現代人と歩き方が全然ちがっているのです。
さて…
現代では、何となく“動き”が伴う歩き方が好まれる傾向にある。
その最たるものがモデルウォークだろうと思います。

美しく、楽しげで、綺麗に見える…そう言った理由で、
あの歩きは生まれていると思われます。
一方で、なんば歩きは正反対と言っていい。
一言で言うと地味…
ただ、この歩法は素晴らしい能力を持っている。
ちなみに昔の飛脚は時速にして7〜8キロのスピードで走っていた計算になるそうです。
時速で考えると“速くないじゃん”と思うでしょう…
しかし当時の環境を考えてみると、このスピードが、とんでもない事が分かって来ます。
先ず舗装路ではない❗️
そして山あり谷あり❗️
しかも重い荷物を持っているのです。
とはいえ現代のトップアスリート(トレイルランナー)と比較は単純には出来ませんが…
マァ、トップアスリートと比較しても遜色無いスピードなのです。
しかも荷物持ち❗️
そしてエイドと言われる補給や休憩する場所すらない。
なんなら弁当持参であります(^◇^;)
昔のとんでも無さが少しは伝わったか分かりませんが…
その当時の歩きが“なんば”だと考えられているのです。